-エアコン性能の効率化を考えた家づくりー

エアコン効率を最大化する「令和の家づくり」 

皆さんは、電気代を節約したいとき、どのようなお家をイメージしますか? 「使う場所だけを快適に過ごせるように、部屋を細かく仕切る」という考え方が浮かぶかもしれません。

しかし、今の家づくりでは考え方も大きく変わってきています。

なぜ「細かく仕切る」必要がなくなったのか?

かつての日本家屋は、断熱性や気密性が低く、隙間も多く熱も出入りし易い箱でした。温めたそばから熱が逃げてしまうため、扉で空間を仕切り、最小限のスペースだけを暖める(or冷やす)のが最も効率的だったのです。

しかし、現代の「高断熱・高気密」(断熱等級6:HEAT20 G2レベル)の家は、高性能な魔法瓶のようなもの。一度温まった空気が逃げにくいため、家全体をまるごと保温する考え方が主流になっています。

「仕切りを減らす」ことが効率化のカギ

家の性能が上がると、部屋ごとにエアコンを設置する必要がなくなります。むしろ、壁や間仕切りを極力減らして「空気の通り道」を作る方が、エアコンの風が家中に効率よく行き渡るようになります。

「吹き抜け=寒い」はもう古い?

これまで「吹き抜けやリビング階段はエアコン効率を下げる」の代名詞でした。しかし、高性能な最近の家では、「空気を循環させるための天然のダクト」として機能します。

もちろん、暖気は上へ登り、冷機は下がる性質があります。例えば、2階建てのお家であれば、冬は1階のエアコンを活用し、逆に夏は2階のエアコンを活用する事で、稼働率と効率を最適化した快適な環境をつくることができます。

最後に
『吹き抜けを作りたいけれど光熱費が心配』というひと昔前のお悩みは、今の高性能なお家では真逆の考え方が必要となります。大切なのは、単に高性能な設備を入れることではなく、家の性能と間取りのバランスをトータルで考えること。エアコン1台で快適に心地よく過ごせる、あなたにとって最適な『空気のデザイン』を、ぜひ一緒に形にしていきましょう。